去年の夏、渋谷に行ったときの出来事です。
いつものように渋谷ハチ公前改札から出た
俺は、スクランブル交差点に向かって進んでいた。
「あれ?今日のハチ公前はえらく人がいるな」
そう感じながら人ごみの中を覗くと、明らかに
集まっている人のタイプが異常なのである・・・
体格のいい人・・・いや・・・
ちまたでは「デブ」といわれる人種。
髪が明らかに自然な黒髪、自然に伸ばしたい放題の
ロン毛の・・・・やっぱり・・・大きめの方
通称「アキバデブ」と言われる人種。
必要以上に一眼レフなカメラを持っている・・・大きめの方
そう・・・人ごみの中には明らかにデブと言われる
人種が多いのである。
割合で言えば5打数3安打である。
この割合で多いか?と思ったあなた・・・
わかりやすく説明すると・・・
5打数3安打とは打率6割・・・
あのイチローでさえ打率4割に届かないほどである。
これでも充分5打数3安打、打率6割の凄さがわかる。
野球を知らない女性の方には、この説明ではわかりにくいかもしれないので、皆さんがわかる説明をしようと思う。
あなたの小学校時代を思い出してほしい。
小学校の1クラスはだいたい40人程度だっただろう・・・
この6割とは・・・24人である。
40人の生徒がいたとするとその24人が、
大きめの方々とすることが出来る。
そう、クラスの半分以上がその大きめの方々になるのである。
男子全員、その大きめの方々!!
そんな異常な空間になってしまうのである。
そんな空間だと小学校時代に良くやった
会話自体が成立しないのである。
通常の小学校の場合・・・・
女1「ねぇねぇ・・・ぶっちゃけさぁ〜誰が好きなの?」
女2「え〜・・・私・・・恥ずかしくて言えない」
女1「なんで〜!!いいじゃんそっちのクラス、ジャニーズ系の男の子多いのに!!
いるんでしょ好きな人。教えて。」
女2「えー・・・誰にも言わないでよ・・・○○君。」
女1「あ〜!!あのサッカー部の・・・かっこいいね。いつもいい汗かいててさ・・・結構背も高いしね。」
女2「うん・・・今度の体育の時間に告白しようと思うんだ。どう思う?」
女1「絶対したほうがいいよ。思い切って告白しなよ」
女2「うん!!思い切って胸のうちを告白するよ。好きです!!って・・・」
こういう場面があったとしよう・・・
ここを私が遭遇した打率6割の大きめの方々に置き換えると・・・
女1「ねぇねぇ・・・ぶっちゃけさぁ〜誰がキツイの?」
女2「え〜・・・私・・・キツすぎて言えない」
女1「なんで〜!!いいじゃんそっちのクラス、アキバ系の男の子多いのに!!いるんでしょキツイ人。
教えて。」
女2「えー・・・誰にも言わないでよ・・・○○君。」
女1「あ〜!!あのコンピューター部の・・・きついよね。
いつも滝のように汗かいててさ・・・結構背中も汗で濡れてるよね。」
女2「うん・・・今度の体育の時間に、宣告しようと思うんだ。どう思う?」
女1「絶対したほうがいいよ。気付かせるために言ったほうがいいよ。」
女2「うん!!思い切って胸のうちを告白するよ・・・正直、汗臭いです!!って」
こんな会話に変わってしまうのである・・・お・・・
おそろしき打率6割の大きめワールド。
ちなみに、その6割のうち半数が・・・脂で汚れているメガネ装備・・・
ニューワールドである。まさに、デンジャーゾーン。
しかも、何かのイベントだったらしく・・・
なんとか集団を掻き分けて、スクランブル交差点に到着した俺は、信号待ちをしていた。
すると・・・反対側の信号待ちの人たちを見ると
まったく同じ、おデブさん達がこっちに向かって、今や遅しと信号待ちをしているのである。
あきらかに、こっちの集団に合流するために・・・
信号が青になった瞬間・・・
おデブさん達が一斉に向かってきた・・・
そう!!この涼しい季節に全身濡れ濡れで!!
触れあう体・・・その大きめの方々から、ほとばしる汗!!
デブ・デブ・メガネ・デブ・メガネ・メガネ・デブ
このサイクルがスクランブル交差点を埋め尽くしたのである!!
ここは日本の首都じゃない!!そう思うことにした。
渋谷の・・・しかもスクランブル交差点。
テレビで見ていたスクランブル交差点は・・・
「ギャル系」「綺麗系」これである!!
あるいみこの首都東京を感じたいがために
上京したはずである。(まぁ・・・それは言いすぎだが・・お許しを)
それが・・・
「あぶらギッシュ系」の大群・・・ギャル系とは「ギ」しかあってない!!
ましてや綺麗系に関しては一文字もあっていないのである。
テレビのうそつき!!嫌!嫌!嫌!嫌!
東京は怖いところ・・・とはうまく言ったものである・・・
本当にテレビ・・・いや、
日本の首都「東京」の怖さを実感した1日だった。
ご感想はまで。
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